漆にかぶれたらどうする?最強の痒み止めを教えます【体験談】

人生は色々あるもので…..
先日、漆にかぶれてしまいました。

という事で、漆にかぶれた時の対処法をまとめたので参考にしてください。
痒くてたまりません!

前置きはいらないって人は、目次から飛んでってくださいまし。

漆にかぶれたら、とにかく冷静に。

なぜ漆はかぶれるのか?

ウルシオールという成分による接触性皮膚炎

漆によってかぶれてしまうのは、漆の主成分である「ウルシオール」という成分が原因です。

皮膚の表面からウルシオールが侵入すると、それを排除しようとする体の反応で炎症が起こります。

ただし、この漆による皮膚炎は数時間〜1週間ほどの潜伏期間があるので注意が必要です。

漆が皮膚に着いてもすぐには炎症しないので「おお!?俺はウルシに耐性があるんだな!余裕〜♪」
と調子ブッこいてると痛い目に合います。

そう、私のように。

私は、壊れた器やお皿を金継ぎして修繕しています。
金継ぎは「漆」を使うので、作業中に皮膚に着いたりしてしまっているのですが、今までかぶれてこなかったので油断しました・・・

体調不良による発現

 忙しい飲食店営業が終わり、疲れていたところ何やら体がむず痒くなってきて、その痒い箇所をみてみたら蕁麻疹のようにブツブツができていました。

かぶれて痒くなる要因にはどうやら「体調」も関係しているようです。

 魚介類を扱う店なので、始めは味見をした時に何かのアレルゲンによる蕁麻疹だと思いましたが、思い当たる魚介が思い浮かばず、しかもそう言ったアレルゲンは3時間ほどで発現してきます。(食べ物による中毒は腹痛、嘔吐もともないます)

食べてすぐに痒くなってきたので変だと思いました・・・。

ストレスも溜め気味だったのも手伝ったかもしれません。

二日酔いなど、消化器系の不調時には特に注意が必要です。

山で漆にかぶれる

漆器を作ったり金継ぎをしたりと、ウルシを使う職人がウルシにかぶれるというのは良く聞く事かと思いますが、実は山へ行った時に一番注意が必要です。

漆は「木」ですから山には普通に佇んでいます。

漆に弱い人は漆の木のそばにいるだけで発疹が出ますので、山へハイキングなど行く場合は「山漆」や「蔦漆」に触れないように注意しましょう。

漆器に触れてかぶれる

漆は完全に固まるにはかなりの時間が必要です。
稀に出来立ての漆器に触ってかぶれる人もいるようです。

漆は完全に硬化するまで約1ヶ月かかるので注意しましょう。

漆にかぶれてしまったら・・・

予防

うるしは「樹脂」です。油に溶解するので、もしも皮膚に付着したらサラダ油等で拭き取れば簡単に拭えます。

それから石けんで良く水洗いすれば良いのですが、いつの間にか見えない箇所に付着している場合もあるので、ウルシを使って作業をする場合には本当に良く注意しなければいけません。

漆への耐性が弱い人は、近寄らない事が必須です。

治療

「痒い!」と感じた箇所に水疱や発疹が出ていたら絶対に触らない、かかない事です。
ただし原因がわからない場合もあるので必ず病院へいきましょう。

病院でお医者さんに「ウルシですな・・・。」と判断されると、ステロイドの塗り薬を処方されるでしょう。

痒みがひどい時は内服薬として抗ヒスタミン剤の処方されるはずです。

しかし残念ながら「ウルシの特効薬」はありません。
病院にかかっても、結局はひたすら我慢するしかないのです。

漆にかぶれた私自身の体験談

自然に治癒するのを待て

上記のような一般的な治療法はあまり期待できないと思い、調べてみると「漆かぶれの逸話」のようなサイトを見つけたのですが、そこには漆にかぶれた人のそれぞれの対処方法のような物が書かれていました。

一番大きく「漆にかぶれたら自然に治るのを待つべし」と・・・

私はこれを見て、なぜか少しホッとしました。

漆にかぶれると痒くて酷く辛い。という事を聞かされていたり、テレビの情報を見たりしたのですが、実は「自然に治るのを待つ」ことができる、つまり意外と我慢ができる痒さなんです。

もちろん水疱をかき破ったりしてしまうくらいに掻きむしれば重症化するのですが、冷静に落ち着いて痒みを観察すると、虫刺されよりは我慢できてしまうんです。

だから漆にかぶれたことがわかったら、とにかく慌てた心を沈めて冷静にいることが重要かと思います。

冷やせば痒さが和らぐ

痒いと言ってもそれは「炎症」です。軽い火傷のようなもので、むず痒いというより「ヒリヒリ」という感覚に近いとも思います。

だから氷などで冷やすと痒みはすぐにおさまります。

全身に飛び火しているなら、ぬるま湯や水風呂に浸かるのもおすすめです。

痒みがひどい時は私は一日3回は水を浴びてました・・・。(かなり効果あり)

「炎症」だと認識する

虫刺されや蕁麻疹だと我慢できないくらいに痒くてたまらないのですが、ウルシのかぶれは「炎症」であると認識すると、怖さが半減します。

水疱をかき破って液に触ってしまうと飛び火しますが、水疱に触ったくらいではどうやら平気なようです。

他人が患部に触れても移りません。

火傷の一種と思っていると意外と我慢できますよ。

実際に効果があった処置

1番よく効く治療は「触らないこと」なんですが、寝る前に体温が上がる頃はやはり痒くなり、布団が患部に擦れたり、寝ている間に掻いてしまったり・・・。

私もやはり寝る頃に痒くてたまらなくなってしまいました。

ステロイドの塗り薬は人体にはあまり良い影響がないので避けたいところです。

そこで色々と試したのですが、中でも即効性があって効き目が抜群だった物を紹介します。

ビワ(枇杷)エキスを塗布

嘘のような本当の話なんですが、抜群の効果がありました。
抜群です。

民間療法なので信じられない人もいるでしょうが、私自身あまりの効果に驚いたのでこの記事を書いています。

昨年ビワの薬効が万能な事を知り、ビワの葉っぱ、果実、種子を焼酎に漬け込んでいました。

ビワの味がしみ出た焼酎自体が好みの味だったので、かなり飲んでしまったのですが少量残っていたのがあったので塗ってみました。

すると、驚いたことにすぐに痒みがおさまったのです。

ステロイドの塗り薬より即効性があったのがすごい驚きです。

ビワでエキスを作っておく事を全人類にお知らせしたいです。

 

ぬるま湯に浸かる

ぬるま湯と言っても、ここにもビワの活用です。

葉っぱを浮かべてエキスを湯に出したお風呂につかってみましょう。

熱いお湯だと血流がよくなって痒くなりそうなので、ぬる〜くして浸かってみたらこれも効き目が抜群でした。

スパイスを活用

趣味でスパイスからカレーを作っているのですが、「スパイスで血行がよくなったら痒くなりそう。」と思ったら、まさかの逆でした!

スパイスカレーを食べた後、痒みが引いていったのです。

調べてみたら、「皮膚の炎症やかぶれに効くスパイス」があったのです。

そのスパイスはカレーに必ず入ってるので、試してみるのをおすすめします。

終わりに

ビワ(枇杷)最強でした。

父が漆にかぶれた時は、それはもう酷かったみたいなので両親は私の経過具合に驚いています。

治るのに1週間〜10日はかかると聞かされていたのですが、結局5日くらいで痒みは消えました。

私の家の裏庭に、祖父が植えていた枇杷の木があったので本当に助かりました。ありがとうじいちゃん。
(実はビワには様々な逸話が伝えられていて、これがなかなか面白いんです。)

という事で「漆にかぶれたら枇杷が最強」なので試してみてください。

ピヨキチ
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