【万能薬】ビワエキス(ビワ焼酎)の作り方

「漆かぶれ対策」の記事でも少し触れた、僕が毎年欠かさず仕込んでいる自家製「ビワエキス(ビワ焼酎)」の作り方をまとめておきます。

材料も工程もいたってシンプルなので、家庭の常備薬として、ぜひ一度仕込んでみてください。

枇杷(ビワ)ってなんだ?

ビワは、初夏に甘い実をつける身近な果樹ですが、昔から葉にも薬効があるとされ、民間療法で古くから重宝されてきました。お寺の境内などにもよく植えられていて、「大薬王樹」と呼ばれることもあるほど、その効能は昔からよく知られています。

僕が仕込んでいるのは実ではなく、この「葉」を使ったビワエキス(ビワ焼酎)です。

余談ですが、「ビワの木を庭に植えてはいけない」という言い伝えを聞いたことがある方もいるかもしれません。諸説あるのですが、その中には「ビワの薬効があまりに優れていたため、医者いらずになることを恐れた医者たちが、縁起が悪いという噂を広めた」という説もあるほどです。真偽のほどは定かではありませんが、それだけビワの薬効が昔から高く評価されてきた証とも言えそうです。

ビワエキスの作り方

作り方は驚くほどシンプルです。

まず、ビワの葉は「大寒」を過ぎた時期のものを選んでいます。この時期の葉は、寒さに耐えてしっかり養分を蓄えていると言われているからです。

摘んだ葉は、ハサミで適当な大きさに刻みます。細かく刻むほど、焼酎に成分が出やすくなる印象です。

煮沸消毒した瓶に刻んだ葉を入れ、葉がすっかり埋まるくらいまで焼酎を注ぎます。焼酎はアルコール度数35度以上の玄米焼酎がおすすめです。度数が高いほど、しっかり成分を抽出できます。

僕が普段使っているのはお店で仕入れている焼酎ですが、家庭で仕込むなら鹿児島の老舗蔵、小正醸造の玄米焼酎(35度)などが度数・原料ともに条件にぴったりです。

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あとは冷暗所で寝かせるだけ。最初は透明だった液体が、だんだん濃い茶色に変化していきます。2〜3週間ほどで色が変わってきたら、完成の目安です。

ビワエキスの使い方

できあがったビワエキスは、コットンに含ませて患部に塗るのが、経済的でおすすめの使い方です。僕は原液のまま直接肌に塗っています。

「漆かぶれ対策」の記事でも紹介した通り、かぶれや虫刺されなど、ちょっとした肌トラブルのときに塗ると、かゆみが和らぐのを感じます。塗るとふわっとビワの香りが広がるのも、地味に気に入っているポイントです。

ビワの葉は、こうした塗り薬としての使い方以外にも、民間療法として古くからさまざまな使い方が伝えられてきました。ただし、これらはあくまで言い伝えとしての民間療法です。持病がある場合や体調に不安がある場合の自己判断での使用はおすすめできません。気になる症状があるときは、必ず医療機関に相談してください。

まとめ|自家製の万能薬、仕込んでみませんか

ビワエキスは、材料も工程もシンプルで、一度仕込んでおけば長く使える頼れる存在です。

「漆かぶれ対策」で紹介した応急処置と合わせて、ぜひ常備薬のひとつとして仕込んでみてください。

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