甘い蜜、甘い誘惑、甘い言葉、甘い罠、、、
「甘い」という言葉から連想するイメージは、、、、、その誘惑の行った先にはロクな事にならなそうですね。
甘〜いお菓子は美味しいけど、食べ過ぎは良くありません。でもついつい食べてしまう。
おとぎ話でも魔女は甘いお菓子で子供を誘惑します。
でも料理に砂糖は欠かせない調味料です。一体どうしたら・・・・
こう言った疑問をお持ちの方にお答えします。
是非最後まで読む事をおすすめします。
砂糖のもたらす効果(これは警告です)
砂糖摂取で体に起こる事
砂糖を摂りすぎると虫歯になったり血糖値が上がったり糖尿になったり。
だから砂糖は摂りすぎたらいけません。
それだけならコントロールして食べれば良いじゃない?
糖分は疲れた時に疲れをとってくれるし、リラックスできるし便利で重宝する食べ物じゃないの?
というように、良い事もあると思っている人ほど最後まで読んでくださいね。
甘いお菓子を食べると幸せな気分になりますが、それは「白い麻薬、砂糖」による幻覚です。
脳の神経を刺激し、幸せホルモンが分泌するので幸せな気分になるのですが、そこがまさに落とし穴。
大げさだと思っていますか?
砂糖を摂取すると体の中ではパニック状態になっています。
血糖値の乱高下
- 砂糖を摂取すると「血糖値が急上昇」
- 急上昇した血糖値を下げるため「インスリンが大量に分泌」されて血糖値が急激に低下
- 低血糖により脳に影響。集中できなくなりボーッとする。
- 低血糖の改善のためにアドレナリン(別名攻撃ホルモン)が分泌。
- その結果、情緒が不安定になり、イライラしたりキレやすくなる。
これは小さいお子さんが甘い物を摂取するとよくわかると言われています。
あなたのお子様が急に大声出したり、怒りっぽくイライラしたり、攻撃的になったりしていたら、その前に砂糖を食べたか思い返してみてください。
体の栄養素をごっそり持っていかれる
- 砂糖の主成分は「ショ糖」であり、二糖。
- 二糖は単糖である「ブドウ糖」と「果糖」からなる。
- 二糖であるショ糖を摂取すると、体内で単糖に分解される。
- 分解するために「カルシウム」と「ビタミン」と言ったミネラル分が大量に消費されてしまう。
そう、「大量に」です。
2つのとても大事な栄養素が大量に消費されます。
その結果どうなるか?
体内のカルシウムが少なければ骨は弱くなります。
そうです。つまり、虫歯の原因です。
ビタミン不足は言わずもがな、美容と健康に非常に大きなダメージを被ります。
体が「糖化」する
糖分を熱して焦がす「キャラメリゼ」という調理法はご存知ですか?
食品を茶色く変色させる「メイラード反応」を利用した調理法です。
焼き菓子に美味しそうな焼き色がつくのは、このメイラード反応です。
驚くべきことに、この作用が人の体内でも起こっています。
タンパク質と糖が体温で温められて褐色の物質に変化するのですが、これはつまり、細胞が焦げ付いてしまうということのようなのです。
ここでできた物質はAGEs(終末糖化産物)と言う老化物質です。
これが糖化です。
体内の糖化は、まず血中で起こります。
- 取りすぎた糖は血中の中で「余分な糖」となる。
- 「余分な糖」は赤血球のタンパク質、ヘモグロビンと結合し、AGEsを発生させる(糖化)。
- 糖化したヘモグロビンは、酸素を全身に運ぶ力を失う。
- 身体中の細胞が低酸素状態になり、新陳代謝が低下していく。
こうなると身体中のタンパク質、コラーゲンにAGEsが発生してしまうことになります。
毛細血管が詰まりやすくなったり、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞をはじめとした病気になりやすくなってしまうのです。
さらに、コラーゲンは骨にも存在し、糖化します。骨粗しょう症などの原因です。
肌に出てくる茶色いシミやくすみというのも、このAGEsです。
参照リンク:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO83393400Z10C15A2000000/
砂糖を摂取すると「糖反射」が起こる
胃の中に食べ物が入ると、消化活動が開始されます。
胃は、およそ15秒間隔で食べた物を小腸に絞り出す運動を繰り返します。
しかし、そこに砂糖が入ってくると、この胃の運動はピタリと止まってしまうのです。
この現象は東大で「糖反射」と名付けられました。
この「糖反射」は大量に砂糖を摂取した場合ではなく、ほんの僅かな砂糖の量で簡単に起こります。
ピタリと運動が止まった胃の中には、食べたものが消化されずに留まります。
この現象は数十分〜1時間ほど続きます。。。
食事の前に甘い物を食べると食が進まなくなるのはこれが原因です。
参照リンク:https://blog.goo.ne.jp/agrico1/e/15415aa6c26177dee0476d970848de4d
腸の中にカビが生える
ここ最近の日本人の腸の中にカビが生えている人が増えているそうです。
原因はやはり「砂糖の摂りすぎ」。
食生活の乱れなどで腸内細菌のバランスを崩すと、善玉菌の量が減ってしまいます。
善玉菌が減ってしまうと、結果的に「カンジタ」というカビ菌の一種が増殖して行きます。
この「カンジタ菌」の大好物が「砂糖」です。どんどん増殖してまいます。
腸にカビが増えるとどうなるのか?
- 腸粘膜が弱くなる(薄くなる)
- 吸収の度合いを調節する腸のメッシュが荒くなる
- 良いも悪いも関係なく通過し吸収するようになる
- アレルギー発症にもなりかねなくなる
詳しいことはこちらの本を読んでみることをおすすめします。
風の噂では癌の原因物質とも言われています。
砂糖という薬物
白砂糖を「白い悪魔」とか言う人もいます。
まるでドラッグのような表現ですね。
しかしそれもあながち嘘ではなく、製造工程もコカインと同じという話。
砂糖の弊害として認識しておかなければいけないのが「中毒になる」という事。
これこそが「白い悪魔」と言われてしまう理由です。
白砂糖、人工甘味料、ブドウ糖液糖・・・・特に危ないです。
少しだけ・・・というのが甘い罠。
体は「幸せホルモンの分泌」を再体験したいという欲求を起こします。
タバコを吸えばリラックスできるとか、酒がないと落ち着かないとか、これは「体に悪いのはわかっているけど欲求を抑えられない人の言い訳」でしかありません。
砂糖も同じことが言えます。
ただ、砂糖の場合はもっとタチが悪く、禁煙や禁酒、禁薬のような事がとても難しいので、気づかぬうちに身体中が「糖化」し、シミだらけになり、カルシウムやミネラルが不足ガチになり、免疫力を落とし、病気を引き起こします。
所謂「砂糖」は、結局「砂糖」です。黒砂糖でも甜菜糖でも和三盆糖でも糖は糖なのです。
このような砂糖は直接糖と言い、瞬時に体に消化されてしまいますので、やはり血糖値が急激に上がってしまいますし、糖化も起こります。
少しだけ救いがあるとすれば、白く精製された砂糖よりは栄養素が残っている事です。
なんにせよ砂糖は摂りすぎない、あるいは摂らない方が身のためです。
最後に
なんでも「〜すぎる」ということはよくありません。
砂糖を完全に生活から排除するにはよほどの大義(病気を下など)がなければ難しいでしょう。
ですが、白砂糖や人工甘味料を摂らないようにするという事は可能なはず。
せめて甜菜糖やきび砂糖、黒糖のような栄養のある砂糖に変えていきましょう。
みなさんが健康的に砂糖と付き合えることを願っております。
料理の甘みに砂糖を使うのって良くないの?
砂糖にはどんな効果があるの?