你好、ダイキ・チャンです。
餃子とビールって無敵ですよね。特にこれから暑くなる時期に突入してくるので、餃子とビール。やりまくりたいですよね。
僕の奥様も餃子大好きでして、日々餃子の話で盛り上がっております。
ということで、「美味しい餃子を作るための奮闘記」と言いますか、レシピが出来上がるまでの研究日記をつらつらと綴ることにしますので、よろしくお願いいたします!シェーシェ!
美味しい餃子ができるまでの道のりがここに始まる・・・
本物の餃子を求めて
そもそもの話なんですけど、みなさんは餃子と言えば「焼き餃子」ですよね?僕もそうなんですけど、日本では「餃子といえば焼き餃子」が通説です。
でもこれは日本だけの話で、本場である中国では「水餃子」が一般的です。ネット社会で世界が近づいた現代社会ではもはや一般的な知識かもしれませんが、僕は数年前に聞かされて驚きました。
それ以来、「餃子の本当の姿は水餃子が本来なんだぞ。」とビールと共に友人に流し込んでいます。
かと言って、焼き餃子が偽物かというとそんなこともなく、ビールに合うのはやっぱり焼き餃子だと思っています。
町中華や、ラーメン屋、中国人が経営している中華料理屋に行けば必ず「餃子」を頼み、そしてそれはいつも「焼き餃子」でした。
家でももちろん餃子を焼きます。妻と一緒に中の肉餡(あん)を研究し、いつもなかなか美味しい餃子を焼いているつもりです。
手前味噌ですが、外で食べる餃子より好きです。一応料理人ですから。
(と言っても皮は大変なので市販のものを使用・・・)
せっかくなので、いつも作っていた餃子のレシピを紹介しますね。まぁ、レシピと言っても中の具材に工夫をしてい他くらいですので、材料の紹介ですね。
- 豚挽肉・・・・500g(いっぱい作って冷凍してます)
- キャベツ、ニラ、生姜、ニンニク(この辺りは一般的)【これにさらに具材を加えて工夫する】
- レンコン・・・・・(大きめの荒いみじん切りで食感を残す)
- 大葉・・・・・・・(肉餡を大葉で包んでから、皮で包む)
- 塩麹・・・・・・・(味に深みが出る)
- 胡椒・・・・・(これでもかというくらいに効かせる。香港人の中華屋で出てきて美味しかった)
- 玉ねぎ・・・・・・(レンコンと同様の効果)
- 白菜・・・・・・・(キャベツの代わり。芯の部分が美味しい)
- セロリ・・・・・・(レンコンと同様。ただ、香りが良い)
要は、食感と香りをプラスする食材を混ぜ込むと普通の餃子が一気に変身するんですよ。
お気に入りは、レンコンと大葉です。必ずやります。
例えば季節の野菜を餃子に加えたり、魚介を入れてみるだけで随分変わるはず。しかもおいしくなると思うので、試してみてください。
味付けが上手くいった時は、「これは勝てる!」(何に?)と思ったくらいの餃子になります。
ところがどっこいしょ。
ある旅行をきっかけに、今まで食べていた餃子は嘘だったのです。
台湾で本物に出逢ってしまった
僕たち夫婦は旅行が趣味で、毎年どこかへ旅立ちます。
飲食店の激務が耐えられるのも、「旅行」が楽しみだからできるんです。海外旅行がほとんどで、全てから離れて何もかも忘れて浮かれきります。
目的地には必ず「美味しい食べ物」がある国を選んでいて、新婚旅行もそうでした。
イタリア、スペイン、フランス、タイ、韓国と言ったグルメ大国には行ってきました。
ある時お店が急に3連休することになったので、「これはっ」と思い、旅行を計画しました。
弾丸旅行になってしまうから「近くで美味しい国にしよう。そうだ。台湾にいこう」
と、いうことで初めて台湾に降り立ったわけです。
台湾といえば小籠包が有名なお店が数多く、僕たちもそれを目当てにしていました。
しかし、着いてみれば台湾は夜市がたくさんあるし、道を歩けばそこらじゅうで買い食いできる素晴らしいグルメ大国でした。
そんな素晴らしい国を満喫するには食べ歩き!
僕らは食べ歩きに出かけました。
「地元の人が食べる餃子が食べたいなぁ」ということで、そんな屋台が集まる場所を探し歩いていると、たまたま市場を発見。
なんと食材を売っているその市場の端っこには軽食を取れるスペースがあって、小さいお店が並んでいました。
お惣菜が店先に並べられていて食欲をそそります。
あるお店で「水餃」の文字を発見し、それが水餃子であることを確信し、しかもそこが餃子専門店であることが確認できた僕たちは、4人座ればいっぱいのその小さいお店に決めました。
せっせと餃子と包んでいるのは太っちょで、親子と見受けられる。
太っちょの店員さん(息子の方)に、メニュー表の「水餃」を指差し、注文。
値段をみると、確か10個で150円くらい。
なな、なんということでしょう・・・・激安にもほどがありますぜ。
すでにそれが幸せ餃子であることは確定し、座ってワクワク待っていました。
しばらくすると、銀の皿に盛り付けられた艶々の水餃子。程よいサイズ感で女性でも一口で食べれそう。
熱い物は熱いうちに食べるのが鉄則。早速パクッと一口で食べました。
「な、なんじゃこりゃぁ・・・な、なんじゃこりゃぁ・・・」
・・・・・・・・
これが第一の本物との遭遇でした。
第二の遭遇
もはや、意識は遠のいておりました。
口を開ければ「なんじゃありゃ、もっとくれ、もっとくれ」しかお互い言いません。
僕たち夫婦は早くも日本の焼き餃子は忘れ、「水餃」一択になってしまっていました。
台北で人気の餃子専門店を探し出す事にし、ホテルに帰って検索しまくった末に見つけたのが台北の人気エリア、永康街にある「東門餃子館」。
お昼時は少しずらしたにも関わらず店内は満席、並んでる人多数、持ち帰りを待つ人多数。
運よくすぐに席に案内されたものの、来客はひっきりなしで物凄い繁盛っぷりです。
期待できそうな雰囲気はぷんぷん感じながら、早速ビールと「水餃」を注文。
一瞬で出てきました。そして、一瞬で気絶しました。
「うますぎる。」
周りの賑やかさは嘘のように消え、僕は餃子のプリプリの肌に全身の感覚を奪われてしまいました。
これが第二の本物との遭遇でした。
餃子の研究
それにしても、早くもこんなレベルの餃子に出会えるなんて幸せこの上ない。
今度はじっくり味の研究をしながら食べることにしました。
味付けも塩だけかしら?と思うほどに余計な味がしない。
かと言って、味がしないわけではなくて肉の旨味と甘みが猛烈に押し寄せてきます。
五香粉の香りはほのかに香る、のか?
そして、なんと言っても皮です。
先ほどの小さな餃子店もそうですが、モチモチでプリプリ。
やはり、「美味しい物はシンプル」なんですな。
僕はこの味の記憶をしっかりインプットして帰ってきました。
正直、本物と全く同じものを作るということは不可能です。
なぜなら、食材も調味料も現地の物と全く違うから。
食材は味に大きく作用する重要な要素です。
しかし、あの味を再現できたら夏のビール祭り(勝手に開催)は最高の物になるでしょう。
下手したら売り物にしたいという野心すら出てきてしまう・・・
それくらいの代物だったんですから!
というわけで僕はこの本物の餃子を再現するべく、餃子研究をすることにしました。
これからちょくちょく、餃子日記を更新していこうと思います!
どうぞよろしくっっっ!!!
追伸、下手くそなエピソードに付き合っていただき誠に感謝いたします。